CSVインポート・エクスポート
SURP MDMでは、CSVファイルを使った一括データ登録とエクスポートが可能です。既存システムからの移行や、大量データの登録・出力に便利です。
📥 CSVインポート
対応しているファイル形式
- CSV(カンマ区切り):
.csv - TSV(タブ区切り):
.tsv - 文字コード: UTF-8、Shift-JIS(自動判定)
インポートの手順
ステップ1: CSVファイルの準備
マスター定義に合わせてCSVファイルを作成します。
例: 商品マスターの場合
productCode,productName,price,category,description
P001,ノートパソコン,98000,電化製品,15インチ、メモリ8GB
P002,ワイヤレスマウス,2980,周辺機器,Bluetooth対応
P003,USBケーブル,580,周辺機器,Type-C、2m
ポイント:
- 1行目は必ずヘッダー行(フィールド名)
- フィールド名は、マスター定義の「フィールド名」と一致させる
- 必須フィールドは必ず値を入力
- 日付形式:
YYYY-MM-DD(例: 2025-10-30)
ステップ2: インポート画面へ移動
- ダッシュボードから「マスターデータ」をクリック
- インポートしたいマスターを選択
- 右上の「インポート」ボタンをクリック
ステップ3: ファイルをアップロード
- 「ファイルを選択」ボタンをクリック
- CSVファイルを選択
- 「アップロード」ボタンをクリック
ステップ4: プレビュー確認
アップロード後、以下の情報が表示されます:
- 総行数: CSVファイルの総行数
- 有効行数: インポート可能な行数
- エラー行数: バリデーションエラーがある行数
- プレビュー: 最初の10行のデータ
ステップ5: インポート実行
- エラーがないことを確認
- インポートオプションを選択:
- 新規追加: 既存データを保持して追加
- 上書き: 同じIDのデータは上書き
- 全削除後追加: 既存データを全削除してからインポート
- 「インポート実行」ボタンをクリック
インポート時のバリデーション
CSVインポート時、以下のバリデーションが自動実行されます:
✅ 自動チェック項目
- 必須フィールドの入力チェック
- データ型チェック(数値、日付など)
- 一意性制約チェック(ユニークフィールド)
- 参照整合性チェック(参照フィールド)
- カスタムバリデーションルール
エラーがある場合、エラー詳細が表示されます:
行3: productCode は必須項目です
行5: price は数値である必要があります
行7: productCode 'P001' は既に存在します
AI支援によるデータクレンジング
🤖 AI機能(Proプラン以上)
Claude AIがCSVデータを自動分析し、以下の問題を検出・修正提案します:
- 全角・半角の統一
- 表記ゆれの検出(例: 「株式会社」「(株)」)
- 異常値の検出(例: 価格が0円や極端に高額)
- 重複データの検出
- データ型の自動推測・変換提案
インポートのベストプラクティス
-
小規模テストから開始
- 最初は10-100行程度でテストインポート
- エラーパターンを把握してから本番実行
-
バックアップを取得
- インポート前に現在のデータをエクスポート
- 万が一の場合に復元可能
-
段階的にインポート
- 1万行を超える場合は、複数回に分割
- サーバー負荷を分散
-
参照データを先にインポート
- カテゴリマスター → 商品マスターの順
- 参照先のデータが存在する必要がある
📤 CSVエクスポート
エクスポートの手順
ステップ1: エクスポート画面へ移動
- ダッシュボードから「マスターデータ」をクリック
- エクスポートしたいマスターを選択
ステップ2: エクスポート条件を設定(オプション)
フィルター機能を使用:
- 特定の条件に合うデータのみをエクスポート可能
- 例: カテゴリが「電化製品」のみ
列の選択:
- 表示列の設定でエクスポートする列を選択可能
- 不要な列を非表示にしてからエクスポート
ソート順序:
- 任意の列でソートしてからエクスポート
- エクスポートファイルにソート順が反映される
ステップ3: エクスポート実行
- 右上の「エクスポート」ボタンをクリック
- ファイル形式を選択:
- CSV: カンマ区切り
- Excel:
.xlsx形式 - TSV: タブ区切り
- ファイルがダウンロードされます
エクスポートされる内容
- 全データ: フィルター適用がない場合
- フィルター済みデータ: フィルター条件に合致するデータのみ
- 選択列のみ: 表示列設定で選択した列のみ
- 変更履歴: オプションで履歴データも含めることが可能
エクスポートファイルの形式
CSV形式の例:
productCode,productName,price,category,createdAt,updatedAt
P001,ノートパソコン,98000,電化製品,2025-10-30T10:00:00Z,2025-10-30T10:00:00Z
P002,ワイヤレスマウス,2980,周辺機器,2025-10-30T10:05:00Z,2025-10-30T10:05:00Z
Excel形式の特徴:
- 日本語のヘッダー名が表示される
- データ型が保持される(数値、日付など)
- フィルター機能が有効
- 書式設定が適用される
🔄 インポート・エクスポートの実践例
例1: 既存システムからの移行
シナリオ: 従来のシステムから従業員マスターを移行
-
既存システムからCSVエクスポート
社員番号,氏名,部署コード,入社日 E001,山田太郎,D001,2020-04-01 E002,佐藤花子,D002,2021-07-15 -
SURP MDM用に列名を変更
employeeId,name,departmentCode,hireDate E001,山田太郎,D001,2020-04-01 E002,佐藤花子,D002,2021-07-15 -
インポート実行
- 「新規追加」モードで実行
- バリデーションエラーがあれば修正
例2: 一括価格改定
シナリオ: 商品の価格を一括で10%値上げ
- 現在のデータをエクスポート
- Excelで価格を編集
- 価格列に数式を適用:
=元の価格 * 1.1
- 価格列に数式を適用:
- CSV形式で保存
- 「上書き」モードでインポート
例3: 定期的なバックアップ
シナリオ: 月次でデータをバックアップ
- 全データをエクスポート
- Excel形式で保存
- ファイル名:
商品マスター_2025-10.xlsx
- 外部ストレージに保管
- Google DriveやOneDriveなど
- 自動化設定(Enterpriseプラン)
- 定期エクスポートのスケジュール設定
⚠️ 注意事項
インポート時の注意
⚠️ 重要な注意事項
- 文字コード: UTF-8推奨(Shift-JISも対応)
- 改行コード: LF(Unix)またはCRLF(Windows)
- 区切り文字: カンマの前後にスペースを入れない
- 引用符: 値にカンマが含まれる場合はダブルクォートで囲む
- データサイズ: 1ファイル50MB以内、行数制限なし(10万行以上も対応)
よくあるエラーと対処法
エラー1: 文字化け
- 原因: 文字コードがUTF-8でない
- 対処: Excelで保存時に「CSV UTF-8」を選択
エラー2: 日付形式エラー
- 原因: 日付形式が
YYYY-MM-DDでない - 対処: 形式を
2025-10-30に統一
エラー3: 参照エラー
- 原因: 参照先のデータが存在しない
- 対処: 参照先マスターを先にインポート
💡 Tips
Excel Tips
Excel からCSV UTF-8で保存する方法:
- 「ファイル」→「名前を付けて保存」
- ファイル形式で「CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.csv)」を選択
- 保存
大量データのインポート
10万行以上のデータをインポートする場合:
SURP MDMは大規模CSVインポートに最適化されています。10万行以上のファイルでも、分割せずにそのままインポート可能です。
高速インポートモード(10万行以上):
- 自動的に高速モードに切り替わります
- バリデーションはサンプルチェック(最大10,000行)のみ実施
- インポート速度が大幅に向上(バルクインサート最適化)
- ファイルサイズ上限: 50MB
推奨事項:
- 10万行以上のデータは分割せずそのままインポート
- 事前に少量データ(1,000行程度)でテストして列名やデータ型を確認
- エラーが心配な場合は、先に一部データでバリデーションを確認
それでもファイルが大きすぎる場合:
- 50MBを超える場合のみ分割が必要
- または、API経由でインポート(開発者向け)
テンプレートのダウンロード
各マスターのエクスポート機能で、ヘッダー行のみのCSVをダウンロードできます:
- データが0件の状態でエクスポート
- ヘッダー行のみのCSVが取得できる
- テンプレートとして使用