インポート設定
インポート設定機能を使うと、CSVインポートの設定を保存・再利用でき、クラウドストレージからの自動インポートもスケジュール実行できます。
概要
インポート設定は以下のような場面で便利です:
- 毎週同じ形式のCSVファイルをインポートする場合
- 外部システムから定期的にデータを取り込む場合
- S3やSharePointに出力されるファイルを自動取り込みしたい場合
- フィールドマッピングを毎回設定する手間を省きたい場合
機能一覧
基本機能
- 設定の保存: フィールドマッピング、インポートオプションを保存
- upsertモード: 既存データの更新または新規作成を自動判定
- エラースキップ: エラー行があっても他の行のインポートを継続
スケジュール実行
- 定期実行: cron式で実行タイミングを指定
- クラウドストレージ連携: S3、SharePoint、Azure Blob等から自動取得
- 実行履歴: 過去の実行結果を確認
インポート設定の作成
ステップ1: 基本設定
- サイドバーの「データ管理」→「インポート設定」をクリック
- 「新規作成」ボタンをクリック
- 以下の情報を入力:
- 設定名: わかりやすい名前(例: Jamf デバイスインポート)
- 説明: 設定の説明(オプション)
- マスタータイプ: インポート先のマスターを選択
ステップ2: フィールドマッピング
CSVの列名とマスターフィールドの対応を設定します。
例: デバイスマスターの場合
| CSV列名 | マスターフィールド |
|---|---|
| Serial Number | serial_number |
| Device Name | device_name |
| OS Version | os_version |
| Last Check-in | last_checkin_date |
💡 ポイント
CSV列名は大文字小文字を区別します。実際のCSVファイルのヘッダー行と正確に一致させてください。
ステップ3: インポートオプション
upsertモード
✨ upsertモードとは
指定したキーフィールドでデータを照合し、既存データがあれば更新、なければ新規作成します。 これにより、毎回のインポートで重複を気にせずデータを最新化できます。
設定方法:
- 「upsertモード」をONにする
- 「照合キーフィールド」を選択(例: serial_number)
- CSVに同じシリアル番号のデータがあれば、そのレコードを更新
エラー行スキップ
- ON: エラーがある行をスキップして、他の行のインポートを継続
- OFF: エラーがあればインポート全体を中止
スケジュール実行
スケジュールの設定
-
「スケジュール実行」をONにする
-
実行タイミングを選択:
- 毎日 9:00
- 毎日 18:00
- 毎時 0分
- 毎週月曜 9:00
- 毎月1日 9:00
- カスタム(cron式)
-
タイムゾーンを選択(デフォルト: Asia/Tokyo)
cron式の書き方
カスタムスケジュールを設定する場合、cron式を使用します。
分 時 日 月 曜日
例:
| cron式 | 意味 |
|---|---|
0 9 * * * | 毎日 9:00 |
30 18 * * * | 毎日 18:30 |
0 0 * * * | 毎日 0:00(深夜) |
0 9 * * 1 | 毎週月曜 9:00 |
0 9 1 * * | 毎月1日 9:00 |
0 */6 * * * | 6時間ごと |
クラウドストレージ連携
スケジュール実行時に、以下のクラウドストレージからファイルを自動取得できます。
対応ストレージ
| ストレージ | 設定項目 |
|---|---|
| Amazon S3 | バケット名、ファイルパス |
| Azure Blob Storage | コンテナ名、Blobパス |
| SharePoint Online | サイトURL、ファイルパス |
| OneDrive | ファイルパス |
| Google Cloud Storage | バケット名、ファイルパス |
| Google Drive | ファイルID |
認証情報の設定
クラウドストレージへのアクセスには、事前に認証情報を登録する必要があります。
- 「連携・自動化」→「ストレージ認証情報」で認証情報を作成
- インポート設定の「認証情報ID」に、作成した認証情報のIDを入力
⚠️ セキュリティ上の注意
認証情報は暗号化して保存されますが、必要最小限の権限(読み取り専用)を設定することを推奨します。
Amazon S3 の設定例
ソースタイプ: Amazon S3
認証情報ID: cred_xxxxx
バケット名: my-import-bucket
ファイルパス: imports/devices/latest.csv
SharePoint Online の設定例
ソースタイプ: SharePoint Online
認証情報ID: cred_xxxxx
サイトURL: https://contoso.sharepoint.com/sites/IT
ファイルパス: /Shared Documents/Imports/devices.csv
インポートの実行
手動実行
- インポート設定一覧から設定を選択
- 「実行」ボタンをクリック
- CSVファイルをアップロード
- プレビューを確認
- 「インポート実行」をクリック
スケジュール実行
スケジュールが有効な設定は、指定した時刻に自動実行されます。
実行フロー:
- 指定時刻にジョブが起動
- クラウドストレージからファイルを取得
- フィールドマッピングに従ってデータを変換
- バリデーション実行
- データベースにインポート
- 実行結果を記録
実行履歴の確認
インポート設定一覧で、各設定の実行状況を確認できます。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 最終実行 | 最後に実行した日時 |
| 実行結果 | 成功/失敗/スキップ |
| 次回実行 | 次にスケジュール実行される日時 |
ベストプラクティス
1. テスト実行から始める
本番データをインポートする前に、少量のテストデータで動作を確認しましょう。
2. upsertモードを活用
定期インポートでは、upsertモードを使うと重複を気にせずデータを最新化できます。
3. エラー通知を設定
スケジュール実行が失敗した場合に通知を受け取れるよう、監視設定を行いましょう。
4. バックアップを取得
重要なデータをインポートする前に、現在のデータをエクスポートしてバックアップを取りましょう。
トラブルシューティング
スケジュール実行が動かない
確認ポイント:
- 設定が「有効」になっているか
- cron式が正しく設定されているか
- タイムゾーンが正しいか
クラウドストレージからの取得が失敗
確認ポイント:
- 認証情報IDが正しいか
- ファイルパスが正しいか
- 認証情報に読み取り権限があるか
- ファイルが存在するか
インポートエラーが発生
確認ポイント:
- CSVのヘッダー行がフィールドマッピングと一致しているか
- 必須フィールドに値が入っているか
- データ型が正しいか(日付、数値など)